バイトテロの影響はでかい…
2019年3月4日、定食チェーン「大戸屋」が「不適切行為に関する当社対応について」との声明を発表しました。
どのような内容なのか、また、不適切行為とは何だったのか、ご紹介します。
大戸屋の声明
当社は、この度の不適切行為の問題を真摯に受け止め、3月12日(火曜日)に「大戸屋ごはん処」全店舗を休業して、「従業員の再教育」と「店舗の清掃」を実施し、「食を通じて社会に貢献する」という私たちの使命と存在意義を見つめ直す日と致します。
(中略)
今回の不適切行為で失ってしまった信頼を取り戻す第一歩として、営業を1日取り止めて、従業員の再教育と店舗の清掃を行い、大戸屋グループの全従業員が飲食店で働くことの社会的意義を再認識するとともに、食を提供する者としてのモラルの向上を図ることと致しました。
(「不適切行為に関する当社対応について」より引用)
ショッピングセンター内の店舗等、一部の店舗は営業するそうですが、大戸屋にとってはかなりの痛手でしょう。
実際、売上高をこれまでより1億8000万円、純利益を4000万円、それぞれ少なく見積もるという業績予想の下方修正と社長を含めた5人の取締役の役員報酬の10%減額を発表しています。
一斉休業は3月12日!
声明にある通り、全店舗(国内の350店舗)を休業するのは3月12日です。
普段大戸屋でお食事をされている方は、3月12日は一部の店舗を除いて休業になっておりますのでご注意ください。
問題の経緯
問題となった動画
下品なので、ここには載せません!リンクを貼っておくので、クリックして見てください→https://youtu.be/z2ocNprOpCk
ざっくり説明すると、マスクで顔を隠したアルバイト店員が店内でズボンを脱いでふざけている動画と、廃棄予定のプリンを口に入れている動画です。
2019年2月18日に、この動画が投稿されていたことを大戸屋が発表しました。問題の動画は、大阪府泉佐野市の直営店「りんくうシークル店」のアルバイトが撮影したものだったそうです。関与したアルバイト3人は既に解雇されており、法的措置も検討しているとのことです。
その後の対応
今回の全店舗休業も対応の1つです。
また、大戸屋は「不適切行為の再発防止に向けた取り組みについて」という文書も公表しています。
一斉休業以外の取り組みについては以下の通りです。
- 3月13日(水)から15日(金)にかけて開催予定の「店主会」における啓発(直営店舗)
- 4月中に全国でパートアルバイト向けの研修会を実施する
- 雇用契約締結時に服務規程を充分に説明し同規程を遵守する旨の誓約書を受領する
- 本事案の風化を防ぐため啓発を目的とした動画を作成し社内外へ公開する
問題の経緯
今人気の「3年A組」からお借りしました。
菅田将暉演じる柊一颯が第8話で生徒に向けて放つ言葉です。何かを行う時、
「ぐっ!と1度踏みとどまって、くるっと頭の中を一回転させて考えると、ぱっと正しい答えがわかる」
というものです。
現在様々な問題動画、いわゆる「バイトテロ」が話題になっています。
SNSが普及した弊害と言えるかもしれませんが、そういう現代だからこそ、ぐっ、くるっ、ぱっ!なのです。
3年A組も同じようなテーマです。ドラマではフェイク動画が最終的に女子生徒を自殺まで追い込んでいますが、バイトテロも人を殺したっておかしくないのです。店の信用を失うということは、経営者はもちろん、そこで働く他の従業員全員に迷惑をかけることになります。路頭に迷うことだって十分あり得るわけです。
今回の問題の重大さを十分に理解し、健全なSNS利用がされることを願います。
まとめ
休業は3月12日
大戸屋は今回の問題に対して真摯に取り組んでいる
ぐっ、くるっ、ぱっ!
Twitter でぱごろも@くすぶり系PTをフォローしよう!
Follow @pagoromo89