中国では大人気?だとか…
日々いろいろなアプリが配信されていますが、なかなかに衝撃の大きいものが来たなぁと感じます…
「学習強国」とは?
2019年1月、中国共産党中央委員会のプロパガンダ部がAppleとAndroidの端末で利用できる新しいアプリ「学習強国」をリリースしました。開発はアリババ。
「学習」には勉強するという意味があるが、このアプリでは「習国家主席に学ぶ」ことを意味しているようです。また、習主席の発言を勉強することは、その他のあらゆる分野の学習よりも重要だと連想させる意味合いもあるとのことです。
そして今、このアプリがApp Storeなどでダウンロード数1位となっているといいます。
学習強国の内容
アプリを使用すると、習国家主席についてのニュースや発言の引用が読めます。また、TV番組である「習近平の時間」を観ることもできます。
通話やメッセージ送信も可能ですが、一定の時間が経過すると消える仕組みになっているそうです。
また、アプリを使用することでポイントを獲得できます(「学習積分系統」と呼ばれています)。ポイント数はシビアだったようですが、現在はルールが改訂されています。ポイントに関しては以下の通りです。
- ログインする=1ポイント(1日1回)
- 記事を1本読む=1ポイント(1日6ポイントまで)
- 動画を1本視聴する=1ポイント(1日6ポイントまで)
- 記事を読んでいる最中、4分ごとに1ポイント加算(1日8ポイントまで)
- 動画視聴5分ごとに1ポイント加算(1日10ポイントまで)
- ハッピーアワー(精力的な休憩時間)というものが設けられており、この時間内は上記獲得ポイントが倍になる
- ハッピーアワーは平日週末にかかわらず、6:00~8:30、12:00~14:00、20:00~22:30に設定されている
- コメント(適切なもの)投稿=1ポイント(1日5ポイントまで)
- テストを受けるなど、他のアクティビティでもポイントを獲得することができる
ポイントの獲得に関しては、判定が厳しい様子です。
このアプリには監視システムが搭載されています。そのため、以下の行為はNGと判断され、ポイントが獲得できないようです。
- テキストや動画を立ち上げた後にスクリーンから離れる
- テキスト全体ではなく、少数のパラグラフのみを読む
たまったポイントは将来、お菓子やタブレットなどのギフトとの引き換えが可能になるそうです。
学習強国の利用は義務?
約9000万人いる中国共産党の党員にはアプリの利用が義務づけられているといいます。さらに、多くの職場が1日または1週間の習ポイント獲得のノルマを設定しています。ポイントが少ないと指導が入ることもあるようです。
これに対して、
中国ソーシャルメディアにおけるトレンド情報を発信している独立系ニュースサイト「ワッツ・オン・微博(ウェイボー、What’s on Weibo)」の編集長は、「これは習時代におけるプロパガンダの完璧な一例。中国の巨大なオンライン人口にアピールしている」という見方を示している。
(https://www.afpbb.com/articles/-/3212306より引用)
という意見もあるようです。
学習強国の利用は義務?
私のスマホはAndroidですが、ひとまず「Google Play」で検索をかけてみました。
が、「学習強国」は見つからず。
どうやらこのアプリはウェブサイト「xuexi.cn」から入手できるようなのですが、いまいち何を書いているのかわかりませんでした💦気になる方はリンクをクリックしてみてください。
ただ、アプリのダウンロードには本名と電話番号の登録が求められるようなので、注意してください。
まとめ
習近平国家主席について学べるアプリ
ポイント制であり、ポイント獲得ノルマがあったりする
日本ではダウンロードできない様子?
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