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根の国で出会ったのは?ここでも驚きの試練を受ける大国主命!

ぱごろも
ぱごろも
こんにちは!

神戸マラソンをちら見してきました笑

今日は神在祭ですね♪

さてさて引き続き大国主命のお話です。

その①その②ときて、

今日はその③です!

根の国へ行った大穴牟遅神はどうなるのでしょうか?

 

根の国での出会い

根の国へ渡った大穴牟遅神は、そこで運命的な出会いをします。

須佐之男命の娘、須勢理毘売命(すせりびめのみこと)です。

お互い一目惚れ。須勢理毘売命は須佐之男命に大穴牟遅神を紹介しますが、

「ただの醜男(しこお)ではないか。葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)という名前の方がお似合いだろう」

と須佐之男命は言います。

ここから大穴牟遅神は葦原色許男神と名前が変わってしまいます。

以下大国主命=大穴牟遅神=葦原色許男神としてお読みください。

ややこしいとか言わないで。

 

須佐之男命からの試練

さて、葦原色許男神が気に入らない須佐之男命は、様々な試練を与えます。

試練①蛇の室(へびのむろ)

これはすなわち、「蛇のたくさんいる部屋で寝ろ」というものです。

想像するだけでもぞっとしますね…

そのまま寝たら蛇にかまれてしまうのは必須です。

そこで須勢理毘売命は助け船を出します。

蛇の比礼(ひれ)というものを渡し、「蛇が襲ってきたらこれを3回振ってください」と言います。

その通りにすると蛇はおとなしくなりました。

こうして葦原色許男神は第一の試練をクリアしました。

試練②蜈蚣と蜂との室(むかでとはちとのむろ)

次の日、須佐之男命は「蜈蚣と蜂がいる部屋で寝ろ」と命令します。

ここでも須勢理毘売命が比礼を渡します。今度は蜈蚣と蜂の比礼です。

この日も葦原色許男神は無事試練をクリアできました。

試練③鳴鏑(なりかぶら)を拾ってこい

鳴鏑というのは放つと音が出る矢じりのことです。

須佐之男命は広い野原の中に鳴鏑を打ち込みます。

そして葦原色許男神に「拾ってこい」と命令するのです。

その通りに野原に入る葦原色許男神。しかし、須佐之男命はその野原に火を放ちます

迫ってくる火に、あきらめかけた葦原色許男神でしたが、ネズミが現れて、地面の下に空洞があることを教えてくれます。

その空洞に逃げ込み、火をやり過ごしました。

さらにそのネズミは、鳴鏑を見つけて持ってきてくれました。

これは、白兎を助けた心優しい葦原色許男神だからこその恩恵だったのでしょう。

こうして第三の試練もクリアするのでした。

試練④虱(しらみ)取り

まだ試練は続きます。須佐之男命きびしい…

葦原色許男神を家に入れ、「頭の虱を取れ!」と命令します。

しかし、頭にいたのはムカデでした。

ここでも須勢理毘売命が手助けをします。

葦原色許男神に椋(むく)の実と赤土を渡しました。

葦原色許男神はこれを口に含んで吐き出して…というのを繰り返しました。

すると須佐之男命は、「こいつはムカデを口の中で噛み潰しているのか!」と感心します。

そして須佐之男命は眠りに落ちて行ってしまうのです。

 

逃げ出せ根の国!!

眠りに落ちた須佐之男命を見て、葦原色許男神は「今のうちに須勢理毘売命と逃げ出そう!」と決心します。

須佐之男命の長い髪の毛を部屋の大きな柱にしばりつけ、大きな岩で部屋の入り口を塞ぎました。

そして須勢理毘売命を背負って逃げ出したのです。

意外とちゃっかりしている葦原色許男神。手には須佐之男命の宝物である太刀や弓矢、琴を持っていました。

「はぁ~、これでやっと逃げ出せる」と安心した葦原色許男神でしたが、手に持っていた琴が木に当たり、大きな音が鳴り響きました。

これで目が覚めた須佐之男命。慌てて追いかけようとしますが、髪がほどけず追いかけられません。

その間に葦原色許男神はどんどん逃げていきます。

やっと髪がほどけた須佐之男命も追いかけますが、さすがに追いつけず…

地上との境まで来た須佐之男命は、葦原色許男神にこう言います。

「お前が奪った太刀と弓矢を使って、兄弟(八十神)たちを追い払え!そして大国主となり、また、宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)となって、須勢理毘売命を正妻として、宇迦能山の麓に立派な宮殿を造れ!こいつめ!!」

 

ツンデレか…?最古のツンデレなのか、須佐之男命。

 

さて、ここでやっと大国主命(神)という名前に戻ってきます。

そして国造りへと動き出すのです。

ぱごろも
ぱごろも
あれ?八上比売は…?

女性関係も気になりますね!

それではまた次回!

 

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ABOUT ME
ぱごろも
いろんなことに興味が尽きない!でもくすぶっている理学療法士(PT)です。学んだことを発信して、ひとの役に立てればと思っています。わんことふくろうを愛しています♪