今日は自分がらみのお話です。
今日のテーマの「理学療法士」。
英語で言うとPhysical TherapistもしくはPhysio Therapist。略してPTと言います。
何を隠そう、私の本業でございます。
もっとみなさんに知っていただきたいなと思い、
今日は理学療法士をテーマに書いていきます。
理学療法、理学療法士とは?
法律に、「理学療法士及び作業療法士法」というものがありますので、一部引用にてご紹介させていただきます。
この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の
回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、
温熱その他の物理的手段を加えることをいう。
(理学療法士および作業療法士法 第二条より)
そして、
この法律で「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者をいう。
(理学療法士および作業療法士法 第二条より)
となっております。
私たちは国家試験を受けて免許をいただきます。
一応国家資格なんですね~。
開業できるの?
これ、よく聞かれます。
おそらく、整体師や柔道整復師の方々と同じようなものだとイメージされている方が多いのだと思います。
しかし、法律にもあったように、私たち理学療法士は、「医師の指示の下」、理学療法を行います。
私たち単独では「理学療法士」という名目での開業はできないのです。
ただ、近年介護予防という分野が注目されてきており、転倒予防の指導などを行うこともあります。
この場合は、診療補助に該当しない業務であり、医師の指示がなくても、「理学療法士」という名目が使えます。
今までは、病気になった、けがをした方のリハビリを行うのが主でしたが、今後は予防分野でも理学療法士を見ることが多くなってくるでしょう。というかすでに少しずつ進出していますね。
免許なくても理学療法できる?
実はできてしまうんですよね。
というのも、理学療法士という資格は、業務独占資格ではないのです。名称独占ではあるのですが…
なので、場合によっては看護師や柔道整復師の方がリハビリを行っているということがあります。
免許なくても理学療法できる?
けっこういろんなところにいます笑
主には病院です。地域の診療所などにもいらっしゃる場合があります。
また、訪問看護ステーションといって、地域でご自宅などにお伺いして看護を行う事業所があるのですが、看護師と一緒に、リハビリ職が在籍していたりします。訪問して、リハビリを行うのです。
もちろん大学の教授にもなれますし、一般企業で働いている方などもおられます。
作業療法士と何が違うの?
これもよく聞かれます。
作業療法士についてはまた後日ご紹介したいと思います。
我々理学療法士は、基本的なADL(日常生活動作)の獲得を目的としたリハビリを行うことが主です。つまり、座る、立つ、歩くなど、生活するうえでまず基本となる動きに対してリハビリを行います。
対象となる疾患は様々で、脳卒中などの脳血管疾患、骨折などの整形外科疾患、心不全などの心血管疾患、肺炎などの呼吸器疾患、そして、がん患者のリハビリにも関わります。
筋肉や脳神経、内臓等の医学的知識と、運動学などの身体の知識を総動員して、患者さんや利用者さんが快適に生活されることを目指してリハビリを行っています。
最近は理学療法士という言葉を知ってくれている方が増えてうれしい限りです!
関わる方々の幸せのため、日々働いております!!
それではまた明日~♪
Twitter でぱごろも@くすぶり系PTをフォローしよう!
Follow @pagoromo89