田舎出身の私にはよくわからない話でした😅
人気の高校である東京都立日比谷高等学校。
しかし、そんな高校が定員割れを起こし、二次募集をかけたと言います。どうしてなのでしょうか?
日比谷高校が二次募集を行った原因
東京都立日比谷高等学校Webサイトを確認すると、一次募集人員が男子133名女子121名の計254名に対し、入学手続きした人数が249名と5名の定員割れを起こしています。
合格者自体は270人で、定員には達していたわけですが、なぜ入学手続き時点で21名も減ってしまったのでしょうか?
この原因として、学芸大附属高校(東京学芸大学附属高等学校)の入試の影響があるということです。
学芸大附属とは?
東京都世田谷区下馬にある国立高等学校です。学芸大附属も東大への進学する生徒が多く、進学校という位置付けになっています。
2012年度より文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けています。SSHとは、科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度のことを言います。また、2014年度にはスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイトに選定されています。SGH指定校に漏れた学校のうち54校を、グローバルリーダー育成に向けた教育の開発・実践に取り組む学校として、SGHアソシエイトに選定しています。
タイの高校と交流したり、ICTを活用した授業を受けることができたりします。
学芸大附属と日比谷高校の入試と合格発表の時期
学芸大附属の入試(学力検査)が2019年2月13日で、合格発表が2月17日でした。
一方、日比谷高校は入試が2月22日で、合格発表が3月1日でした。
注目すべきは学芸大附属の合格発表が、日比谷の入試日前に設定されているという点です。
学芸大附属の出した条件
学芸大附属は、事前の説明会で「辞退者分の合格は出さない」と語っていました。
しかし、実際には辞退者がかなりの数出てしまい、繰り上げ合格を出す必要に迫られました。辞退者が出た背景には、学芸大附属と公立高校の両方に合格した生徒が、公立高校に流れてしまったことが考えられます。
この学芸大附属への入学辞退が日比谷高校二次募集の原因の一つとなります。
さらに、学芸大附属は繰り上げ合格を出し、3月2日までに通達しました。これも日比谷高校二次募集の原因になります。
日比谷高校の入学手続き締切
ここで、日比谷高校の入学手続きの締切が4日までだったために、日比谷高校の合格者でかつ学芸大附属の繰り上げ合格をもらった生徒が学芸大附属に流れてしまったと考えられます。
以上のような事態が原因となり、繰り上げ制度のない日比谷に欠員が生じ、二次募集に至ったと思われます。
日比谷高校二次募集の原因まとめ
- 日比谷や他の公立高校合格者の学芸大附属の入学辞退
- 学芸大附属が繰り上げ合格を出す
- 学芸大附属を第一志望にしていた繰り上げ合格者が日比谷を辞退する
- 日比谷に欠員が生じ、二次募集
日比谷高校とは?
最初の東京府立中学(現在の都立高等学校)として1878年に現在の文京区本郷にて東京府第一中学(府立一中)として開校しました。現在は東京都千代田区永田町二丁目にあります。全日制普通科の都立高等学校です。
教育方針は「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間を育成する」です。
偏差値・人気ともに高く、東大合格者も多く出しています。昨年度は現役生33名、既卒生15名の計48名が東大に合格しています。それゆえに、定員割れを起こしたことに驚きを隠せない人が多くいたようです。
今回の二次募集は、学校ごとに合格者を出す「単独選抜」が始まった1994年以降初めてだそうです。
日比谷高校の二次募集について
- 出願期間:2019年3月6日(水)
- 倍率:34.2倍(募集人員5名に対し、171名が応募)
- 受験科目:国語、数学、英語
- 合格発表:2019年3月15日(金)
応募資格に関しては、以下のように記載されています。
一人でも多くの生徒の都立高校への進学を保障する趣旨から、既に国私立高校に入学手続を終えている方については、以後の募集への出願を遠慮してください。
分割後期募集・第二次募集の入学願書受付までに終了する都立高校の入試における合格者(中略)は、出願できません。
(募集案内より引用)
日比谷高校の二次募集について
日比谷高校の入学辞退と学芸大附属の繰り上げ合格などの要因が絡み定員割れを起こした
二次募集の合格発表は3月15日
受験生FIGHT~!
きちんとした対策を考えてほしいと思います。
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