【千と千尋の神隠し】モデルになった線路？デマ情報に超迷惑！

 

スマホだけでなく、デジカメなど、カメラの性能はどんどん上がっています。それで撮る写真はきれいで、インスタ映えを狙う人も多いです。

しかし、ひとの迷惑を省みない行為はNGです！！😡

「千と千尋の神隠し」のワンシーン

ジブリ映画「千と千尋の神隠し」は2001年7月20日に公開され、大人気となりました。日本歴代興行収入第1位であり、現在までその記録は破られていません。

物語のあらすじは以下のようなものです。

千尋という名の10歳の少女が、引っ越し先へ向かう途中に立ち入ったトンネルから、神々の世界へ迷い込んでしまう物語。千尋の両親は掟を破ったことで魔女の湯婆婆によって豚に変えられてしまう。千尋は、湯婆婆の経営する銭湯で働きながら、両親とともに人間の世界へ帰るために奮闘する。

（Wikipediaより引用）

ストーリーもそうですが、世界観の美しさも素晴らしいものです。さらにモデルとなったであろう場所も人気の観光地になっていたりします。

その中で海の中を列車が走るシーンがあります。確かに幻想的で、モデルとなった場所があるなら行ってみたくなる気持ちもわかります。

しかし、デマが流れたことによって、人に迷惑をかけてしまっているようなのです…

愛媛県下灘駅

インスタグラムや旅行メディアが出していた情報はすでに削除されていますが、愛媛県の下灘駅近くの海岸が、千と千尋のワンシーンのモデルだと紹介されました。

下灘駅周辺はこんな感じです↓

ここから西の方向に移動すると…

しもなだ運動公園という公園があります。その公園の東側の浜辺が問題の場所です。

マジでお前らイカレポンチなん？千と千尋じゃない親父の仕事場や来るな 来るだけならまだしも倉庫漁り出すのはエグいて pic.twitter.com/7f6BYJlrHh

— 空冴 くうご (@ku_kugo) 2019年3月1日

かなり多くの人が訪れていたようですが、ここは私有地とのことなのです。

Facebookでシェア記事見て愕然とした。
下灘駅は写真映えスポットなのは知ってたけど、近くの海岸も写真映えスポットになってるようだ。
そこは私有地で船舶修理の作業場。
インスタに千と千尋のモデルになったとタグ付けされてからわんさか無断で入って写真撮ってる人多数。
所有者は迷惑している。 pic.twitter.com/CRiJm6eEuh

— クロサチ (@kurosachi_) 2019年3月8日

該当のシェア記事は発見できませんでしたが、造船所の私有地であることが書かれています。

私有地への不法侵入は犯罪です！これから行こうと思っていた人はお気を付けください。

当然悪いことなのですが、撮影者を誹謗中傷するような言葉をSNS上で投稿するのもどうかと思います。マナーを守りましょう😭

本当のモデルは？

では実際はどこをモデルにしたのでしょうか？

これは、伊勢湾台風の際に浸水した名鉄常滑（とこなめ）線だと言われています。

千と千尋の神隠しで出てきた電車のモデルは伊勢湾台風の際に浸水した名鉄の常滑線です。
車体の顔も当時の名鉄電車と非常によく似ています。
ちなみにこの電車は「いもむし」と呼ばれていました。 pic.twitter.com/vxkZigAy2K

— 名鉄常滑線レトロ３兄弟（大野町・西ノ口・蒲池） (@Tokonameouen555) 2019年3月9日

常滑線は、愛知県名古屋市熱田区の神宮前駅から愛知県常滑市の常滑駅までを結ぶ名古屋鉄道の路線です。

本当のモデルは？